離乳完了期の進め方

形のある食べ物をしっかり噛んで食べられるようになれば、いよいよ離乳完了期です。1日3度の食事+2度のおやつで、必要な栄養素の大部分を摂取する時期に入ります。ここでは離乳完了期の食事をどう進めていったらよいのか解説します。

離乳初期後期から離乳完了期に移行する目安3つ

1.バナナのやわらかさをしっかり噛んで食べられる
離乳食の後期になってから3か月程度経っていて、バナナくらいのやわらかさの食物を奥の歯茎でしっかり噛めるようになることが目安の一つです。やわらかく煮ていても固まりを飲み込めずに口から出してしまったり、逆に丸飲みしたりしているようであれば、後期の離乳食のままもう少し練習します。よく噛んでいるサインは、唇を閉じて左右によじったり、舌があちこち動いたりしていること。食べ物を奥に送り込み、奥の歯茎を使っている動きです。よく観察してみましょう。

2.食べることに意欲的
手づかみで食べている、自分で食べ物に手を出しているなどの様子がみられるようであれば食事に対する意欲が育ってきているといえます。また、食事が楽しいという気持ちも十分にあるでしょう。

3.コップやスプーンを使いたがる
大人が使っている道具に対して積極的に「使ってみたい」気持ちがあれば、哺乳ビンからコップへの移行も比較的スムーズに進められます。スプーンなどの道具を自分でもって食べたがる仕草をしているかよく注目してみましょう。