離乳中期の調理と食品

離乳中期の調理はつぶすが基本

離乳初期は食べ物をすりつぶしたり、ペースト状にしたりしてなめらかな状態で食べさせていました。中期になると、形がなくなるまですりつぶすのではなく、スプーンの背で押しつぶしたりしてやや粒の残る食べ物を与えてみます。調理法は「煮る」「蒸す」「すりおろす」「つぶす」「とろみをつける」など。離乳中期後半になれば、やわらかく火を通した食材をほんのりきつね色くらいの焼き色を付けても構いませんが、あくまでもしっかり火を通したうえでほんのり焼き色を付ける程度。焼くだけの調理法は固くなってしまうので後期まで待ちましょう。

離乳食中期の食品

どんなものが食べられる?
離乳初期のころはお米や野菜、白身魚などを食べていましたが、中期になると食べられるものも増えてきます。初期には食べられなかったもので、中期以降に食べられるものは、

・卵の黄身(加熱したもの)後半は全卵も可
・ささみ、鶏ひき肉、鶏むね肉
・うどんやパスタなどの小麦麺
・プレーンヨーグルトや粉チーズなどの乳製品
・コーンフレーク
・青のり
・お麩・すりおろした高野豆腐など

基本的には過熱して与えますが、果物とトマトは生のままで大丈夫です。青のりのようにそのままで食べにくいものは、おかゆなどに混ぜれば食べやすくなります。

離乳中期にはまだ食べられないもの
・菓子パン、ロールパン、フランスパン
・もち、玄米、もち米
・そば、中華麺、ビーフン
・大豆、そら豆、おからなど豆製品(納豆・豆腐をのぞく)
・味付けのり
・赤身魚・青背魚
・牛肉や豚肉