離乳後期の注意点
離乳後期とはいえ、赤ちゃんの消化器官はまだまだ未発達。特に塩分が多いと肝臓に負担をかけてしまいます。調味料は使えますが少量にとどめ、大人が食べると物足りないくらいの味付けを意識しましょう。わかりづらければ市販のベビーフードを味見してみて味の薄さを把握しておくのもいいかもしれません。調味料には添加物が含まれている場合があるので、可能な限り赤ちゃん用の調味料を用意し、味付け後に加熱するような料理が望ましいといえます。
また、カミカミ期とはいえ、歯でしっかり食べ物を噛めるわけではありません。上と下の前歯は生えてきますが、食材を噛むのは奥にある歯茎部分です。歯ぐきでつぶせる程度の硬さを意識して調理します。
離乳後期一回に与える離乳食の量
離乳後期の1回の食事量の表
区分 | 目安量 | 調理の仕方 |
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炭水化物(主食) | 米1:水5の5倍がゆ、または軟飯 80~90g ※赤ちゃん用食器に半分~8分目くらい | ・食パンの白い部分をちぎる ・トーストはミルクやスープに浸す ・イモ類を煮たり蒸したりして中期より荒くつぶす ・うどん、そうめんは軟らかく煮て1~2㎝に切る |
野菜・果物 | 30~40g ※赤ちゃん用小鉢に1/3程度 | ・棒状のスティックに。少し大きめのみじん切りもOK ・葉物野菜は軟らかく煮て刻む |
タンパク質(肉・魚・卵など) | ・肉・魚は15~30g ・豆腐は30~45g ・全卵は1/2 ・乳製品は80g ※この様な食材から複数選んでもOK | ・青背魚はつみれにすると食べやすい ・肉は十分に火を通し脂身をのぞいてひき肉状に ・豆腐は火を通して刻む、つぶす ・全卵はマヨネーズを使って味付けしてもよい ・大豆は軟らかく煮てつぶせばOK |
食べられる食材も増えるので工夫を凝らしたメニューを作れるようになります。調理しにくいレバーや肉類、青背魚などは市販のベビーフードを利用すると楽です。また献立は上記の区分から1品ずつにこだわらず、1週間トータルした栄養バランスを心がけましょう。