離乳完了期の進め方

離乳後期から完了期に入り、大人の食事からの取り分けも楽にできるようになってきます。しかしまだまだ濃い塩分やアレルギー、料理の切り方ややわらかさにも注意が必要です。消化器官も大人ほどには発達していません。離乳後期から食材の大きさも徐々に変えるようにしましょう。進め方の注意点をまとめました。

1日3回の食事+おやつを2回
食事回数とタイミングは大人と同じにしていきます。同じ食事内容であっても、薄める、小さく切るなどの工夫をしてあげてください。また、1度に食べる量が少ない完了期には、足りない栄養素を補う必要があります。おやつ=甘いお菓子ではなく、あくまでも食事で補えない栄養分の補完として考えましょう。

離乳後期からの内容更新は徐々にが基本
食材のサイズも徐々に大きくしていきます。急に食べ物の大きさを変えると触感や噛み心地が変わるため、嫌がって食べてくれないこともあります。離乳完了期の食材の硬さは歯ぐきで噛めるバナナの硬さが基本です。食材を大きめに調理し前歯でかじって、奥の歯茎で噛む、この一連の流れを練習できるようなメニューを工夫しましょう。

食事の時間は目を離さない
離乳完了期も引き続き大人のサポートが必要です。手づかみで食べ始めても加減がわからずたくさん口に頬張ったり、スプーンを喉の奥に入れすぎてむせたりすることもよくあります。食事の際は赤ちゃんから目を離さずに、楽しい雰囲気を心がけながらサポートしてあげましょう。